- 大手子会社はやめとけと聞いて不安になっている人
- 大手子会社の就職を志望している人
- 大手子会社に内定をする方法を知りたい人

大手子会社はやめとけって聞いたんだけど実際はどうなんだ?
実際、大手企業に就職したいと考える就活生はとても多いです。
しかし、大手企業に就職するのは少しハードルが高いと感じる就活生がいることも事実であり、「大手企業の子会社」を目標に就活を進めていく方もたくさんいます。
そんな中、ネット上を見ていると「大手子会社はやめとけ」「大手子会社には行かない方がいい」といった情報が見受けられ、不安な気持ちになっている就活生も一定数いるのではないでしょうか?
今回はそんな就活生に向けて「大手子会社はやめとけ」と言われる真相と、大手子会社から内定を貰うための戦略をご紹介していきたいと思います。


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そもそも大手子会社ってどんな種類があるの?



ここでは大手子会社の種類についてご紹介していきます。
大手子会社と漠然と聞くと、「大手企業の子会社」と想像すると思いますが、それは総称した表現になります。
どういうことかというと、子会社と一括りに言っても、実は3種類の子会社に分類できるということ。
それは「完全子会社」「連結子会社」「非連結子会社」の3種類であり、もしかすると簿記や会計学を学んだことがある方は馴染みのある言葉かもしれませんね。
業界研究にも役に立ちますし、何より子会社を志望する就活生は知っておくべき知識ですので、ここで学んでおきましょう!



たまに「連結~」とか「完全~」って聞いたりするけど詳しくはわかってないな…
子会社の種類①|完全子会社
「どういうことだ⁉」と思う方もいるかもしれませんが、難しく考える必要はありません。
株式会社というのは、資金を集めるために株を発行します。(例えばその株を誰かが買うと、その企業にお金が入って、資金調達完了ということです)
多くの場合、その株は複数の会社や人が買うことになりますが、その株をとある会社(親会社)が全部買ってしまうということがあるんです。
その全部の株を買われてしまった株式会社が完全子会社。
ちなみになぜ全部(100%)の株式を買うのかというと、その子会社を完全に支配したいからです。
基本的に株式の保有割合の大きさというのは、その企業への影響力を表すことになります。
つまり、完全子会社は親会社に株を100%買われてしまい、完全に支配されている子会社ということができるのです。
子会社の種類②|連結子会社
2つ目の連結子会社に関しては、完全子会社を理解できていれば、すんなりと理解できるでしょう。
ということは、完全子会社に比べて、連結子会社は親会社からの影響力が少ないということ。
例えば、親会社が子会社の60%の株を保持しているなら、60%の影響力を持っているということになります。
ちなみになぜ「連結」という言葉がつくかというと、親会社が決算期に作成する財務諸表というものに、子会社の売上などを連結(合体)させるためです。
子会社の種類③|非連結子会社
3つ目は非連結子会社というもの。
例えば、支配が一時的であったり、売り上げの規模が小さな子会社などが非連結子会社にあたります。
また、名前に「非連結」とつくだけあって、親会社の財務諸表には連結されません。
それほど、親会社の影響力や関りが薄いということがわかりますね。
「大手子会社はやめとけ」と言われる理由


ここからが本題です。なぜ「大手子会社 やめとけ」といわれるのでしょうか?
私が就活をしている中で気づいたことは、大手子会社を志望するに際して良い点だけが独り歩きしているということ。
しかし、実は大手子会社への就職にはデメリットのようなものも存在します。
つまり、「就活生が思い描く大手子会社の印象に比べて、デメリットもあるよ」ということが強調されて生まれたキーワードではないかと考えられます。
それでは具体的にどのような理由があって、「大手子会社はやめとけ」と言われているのでしょうか。
その理由として以下の内容が挙げられます。
- 意外と入社するのが難しい
- 意見を反映させるのが難しい
- 出世に限界がある
- 親会社に見捨てられる可能性がある
理由①|意外と入社するのが難しいから



1つ目は「意外と入社するのが難しい」ためです。
どうしても大手子会社と聞くと、子会社だから簡単に就職できそうな気がしてしまいます。
それはあながち間違っていませんし、親会社の方がエントリー数も多いでしょうし、就職倍率も高いでしょう。
しかし、だからといって決して子会社の就職が簡単というわけではありません。
就活生は大手子会社に対して良い印象を抱くことが多いため、実は大手子会社は多くの就活生が狙っています。
中には高学歴の就活生が大手企業を狙いつつ、少し難易度を下げて子会社を狙うこともあったりするので、思っている以上に倍率は高くなりがちです。
例えば、具体例として富士通の完全子会社である「富士通Japan」の採用大学を見てみましょう。
愛知大学、青山学院大学、大分大学、大阪工業大学、大阪市立大学、鹿児島大学、関西大学、関西学院大学、学習院大学、九州大学、九州大学大学院、慶應義塾大学、佐賀大学、静岡大学、芝浦工業大学、首都大学東京、上智大学、千葉大学、中央大学、津田塾大学、帝京大学、電気通信大学大学院、東京工業大学、東京大学、東京電機大学、東京都市大学、東京理科大学、東北大学、同志社女子大学、同志社大学、名古屋大学、南山大学、広島大学、法政大学、北海道大学、宮城大学、明治学院大学、明治大学、山口大学、横浜国立大学、横浜市立大学、立教大学、立命館アジア太平洋大学、立命館大学、和歌山大学、早稲田大学
採用大学を見てみると、様々な偏差値の大学が見受けられますが、国公立や有名私大などが名を連ねていることがわかります。
子会社の社名には親会社の社名が含まれていることが多いため、ネームバリューに魅力を感じて志望する学生が多くなったりもしているでしょう。
もちろん、大手子会社の数は膨大ですので一概にはいえませんが、子会社といえども難易度は決して低くないということは覚えておいてください。



内定確率をアップさせるためには「選考突破力」を鍛えること。特にグループディスカッションや適性検査の力をつける必要がある。
大手子会社だけでなく納得内定を目指すためには、選考突破力&効率性を意識して就活を進めていきましょう。
理由②|意見を反映させるのが難しい



2つ目は「意見を反映させるのが難しい」からです。
大手子会社は良くも悪くも、親会社に支配されています。
そのため、親会社からの経営方針・指示などをベースに動くことがほとんど。
親会社を支えながら協力して経営を行うこととなりますし、何より取引先が親会社ということもあり親会社の業績次第では非常に安定した経営が可能になります。
しかし、反対に考えれば、個人の意見の反映がとても難しくなるのです。
就活生の中には、バリバリ裁量を持って意欲的に働きたいと考える方もいるでしょう。
もちろん、そういった意志は多くの場面で活かすことができますが、大手子会社の場合は「親会社が○○の方針でやるっていうから、その意見は承諾できないな~」なんてことも一般的な企業よりあったりします。(なんかこういう場面、ドラマやCMであったりしますよね...)
そのため、「個人の意見を反映させにくい」ということもあり、その体制に物足りなさを感じる方もいるかもしれません。
理由③|出世に限界がある



3つ目は「出世に限界がある」からです。
大手子会社における管理職などの上の役職には、親会社から出向した社員が就くことが多いです。
もちろん、「多い」というだけで、無理ではありませんし、子会社に就職して、そこから実力で上の役職にのし上がることも、もちろん可能です。
また、子会社から親会社へと異動する「逆出向」という制度も存在します。
わざわざ子会社から親会社に異動するということは、多くの経験を積むことができるため間違いなく出世できる機会になります。
本人の成果や努力次第ではあるので、多くの子会社社員が選ばれることは少ないですが、逆出向という制度があることは頭に入れておきましょう。
とはいっても、役職の枠が親会社からの出向社員によって埋まることが少なからずあるため、普通の企業よりかは出世が難しくなるかもしれません。
理由④|親会社に見捨てられる可能性がある



4つ目は「親会社に見捨てられる可能性がある」という点です。
これはどういうことかというと、グループの業績が悪くなり子会社が売り飛ばされ、どこか別の企業に吸収されるなどのパターンです。
子会社がこれまで親会社ありきで成り立っていた場合だと、環境や制度の変化などが伴い、不安定な状況になってしまいます。
そして業績悪化でもう一つおそろしいのが、子会社の解散。
これは親会社に完全に見放されてしまったパターンです。
それじゃあ、解散されると、子会社の社員はどうなるのか?
一部めちゃくちゃ優秀な社員が親会社に転籍なんてこともありますが、基本的に親会社は面倒を見てくれません。
就活生の段階で、この企業が倒産する可能性はあるのかや、リストラされる可能性があるのかなんて考えることは少ないと思います。
しかし、子会社の解散って意外とよくある話なんです。
業績悪化していない黒字状態でも、リスク軽減のために、親会社の意向で売却・解散なんてこともありますので、大手子会社であるからといって、絶対安定なんてことは無いと思っておきましょう。
大手子会社に就職するメリット



なんか大手子会社に対して、マイナスイメージがついてしまったんだけど…



大丈夫です!大手子会社には良い点もたくさんありますよ!
大手子会社には懸念すべき点がありますが、もちろん良い点もたくさんあります。
代表的な利点としては以下のようなものがあげられるでしょう。
- 福利厚生が良い
- 比較的安定している
- 親会社のネームバリューで様々な恩恵を受けられる
メリット①|福利厚生が良い
1つ目は「福利厚生が良い」という点です。
大手子会社では、親会社の福利厚生の恩恵を受けられることが多かったりします。
もちろん、完全に同じというわけではありませんが、中小企業よりかは福利厚生が充実しているといえるでしょう。
例として、「住友商事」と、その子会社である「SCSK」の福利厚生を比べてみました。
企業ごとに掲載している情報に差はありますが、今回の場合だと子会社の「SCSK」の方が詳細まで公開されていますね。
健康保険、厚生年金保険、雇用保険、労災保険、終身年金制度、従業員持株制度、選択型福利厚生制度(カフェテリアプラン)、産前産後欠勤制度(産前6週間、産後8週間)、育児休職制度、介護休職制度、完全週休2日制、年次有給休暇20日、リフレッシュ休暇、ボランティア休暇
社会保険完備、退職金制度、企業年金、財型貯蓄、従業員持株会、慶弔見舞金、育児休業、介護休業、フレックスタイム、在宅勤務、ジョブリターン制度、通年カジュアルスタイル、ノー残業デー(毎週水曜)、メニュー型福利厚生制度、保険料補助制度、同好会活動、完全週休2日制(土・日)、祝日および年末年始、有給休暇、メモリアル休暇、マタニティ休暇、配偶者の出産休暇、ボランティア休暇
これを見る限り、子会社の「SCSK」と親会社の「住友商事」とで、福利厚生や待遇に大きな格差はありません。
このように、大手子会社は福利厚生が良いということは、大きなメリットになるでしょう。
メリット②|比較的安定している
2つ目は「比較的安定している」ということ。
これは親会社である大手企業の業績が良い場合を想定しています。
先程も紹介した通り、子会社だからと言って完全に安定しているわけではありませんが、一般的な中小企業と比べると安定しているといえるでしょう。
外部の会社のみと取引をするだけでなく、親会社からの資金提供やサポートを受けられるといった点で、倒産する危険性は少ないです。
また、親会社との取引がメインの場合は、継続した取引ができるため、安定して利益を確保することが可能になるのです。
このように、比較的安定しているといった側面も魅力的なメリットですね。
メリット③|親会社のネームバリューで様々な恩恵を受けられる
3つ目は「親会社のネームバリューで様々な恩恵を受けられる」という点
大手子会社の社名には、親会社の名前が含まれていることが多くあります。
そのため、親会社のネームバリューが様々な恩恵を運んできてくれます。
よく世間で言われることとしては、住宅ローンの審査に通過しやすかったり、合コンで人気者になれたりとかです。
もちろん、私生活だけでなく、社名を利用して営業を有利に進めることができる点も魅力的に感じます。
大手子会社から内定をもらう方法



ここからは大手子会社から内定をもらう方法をご紹介していきます
メリットだけでなくデメリットもご紹介しましたが、大手子会社を志望する就活生はそれでも多いことでしょう。
そこで、大手子会社から内定をもらう方法をご紹介していきます。
「自己分析を徹底する」「適性検査対策を頑張る」なども、もちろん必須事項ですが、今回は少しテクニカルな方法を皆さんに知ってほしいと思います。
- スカウトサイトを使う
- 大手子会社と提携する就活エージェントを利用する
方法①|スカウトサイトを使う



1つ目は「スカウトサイトを使う」といった方法です。
スカウトサイトについては皆さんご存じかもしれませんが、念のために説明しておくと、「今までの求人方法と違い企業側から私たち就活生に求人が送られてくるサービス」になります。
このスカウトサイトですが、大手子会社からのスカウトがかなり頻繁に届きます。
筆者は偏差値52の大学に通っており、学歴的には有利な立場ではありませんでしたが、それでも普通にスカウトメッセージは届きました。
過去には、三菱系の子会社からスカウトが届いたこともあります。以下が実際の写真です。


スカウトサイトはいくつか種類がありますが、どのスカウトサイトもベンチャー企業や大手子会社からの参画が多い印象です。
もちろん大手企業も参画していますが、基本的には高学歴の学生がその恩恵を受けるでしょうし、何より大手企業はスカウトサイトからスカウトをしなくても勝手に就活生が集まってきます。
なので、わざわざスカウトサイトでスカウトを送る必要がないんですね。
大手子会社から内定を獲得する一手段として、スカウトサイトの利用がかなり有効であると身をもって実感しました。
実際に大手子会社の存在を確認できたスカウトサイトをご紹介しますので、大手子会社を狙いたい学生は是非利用を検討してみてください。
これらの以外で無料で利用できる優秀な就活サービスを『【おすすめ就活サービス13選】早期内定者が厳選した就活サービスをまとめてみた』でまとめています。ご参考までに確認してみてください。


方法②|大手子会社と提携する就活エージェントを利用する



2つ目は「大手子会社と提携する就活エージェントを利用する」といった方法です。
就活エージェントとは、就活生1人に対しプロの就活アドバイザーが付き、就活のありとあらゆる対策を講じてくれるサービス。
そして、対策を通してその学生に合った企業とマッチングを図り、内定獲得までを完全サポートしてくれます。
内定獲得率が平均でも80%を超えているところが多く、何が何でも内定を獲得したい就活生にとっては、非常に強力なツールであるといえます。
そんな就活エージェントですが、「大手子会社と提携」するサービスを利用することで内定確率がグッと上がります。
実は就活エージェントがマッチングを図ってくれる企業というのは、ベンチャー企業や大手子会社がほとんど。
その特性を利用していくといった方法になります。
学歴にとらわれずに各々の希望に合った企業から内定を貰いたい人は『JobSpring(ジョブスプリング)


『JobSpring(ジョブスプリング)
最初は「ESは本当にこの書き方で正しいのかな?」「面接で本当にこの言い回しや伝え方であってるの?」といった不安な気持ちであっても、プロのアドバイザーに正しいアドバイスを貰うことで不安を取り除き、堂々と本選考会場に足を運べるようになります。
選考対策をする中で大手やベンチャー企業の早期内定も目指せるので、4年生の6月には安心した状態で本命企業の選考に臨むことができますよ!
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「大手子会社はやめとけ」は自身の価値観で判断すべし



いかがでしたでしょうか?「大手子会社はやめとけ」の真相や内定獲得方法がわかったのではないでしょうか。
今回の記事を通して、大手子会社のメリット・デメリットをご紹介し、「大手子会社はやめとけ」の真相に迫っていきました。
そこから私が導く結論としては
Aさんにとっては好条件だけど、Bさんにとってはそうでないなんてことも多くあります。
それを測る尺度は自身の中しかありません。
就活期間での自己分析などを通して、その価値観を洗い出していってください。
その中で、先程ご紹介したスカウトサイトや就活エージェントを利用し、効率的に就活を進めていきましょう。