国家資格であるが、他の資格と比べるとあまり聞き慣れない印象の衛生管理者。
一定規模の会社では衛生管理者を選任しなければならず、企業にとって必要な資格と位置づけられます。
世間では、衛生管理者はやめとけと言われることもあり、「これから衛生管理者になろうと思っていたのに…」「衛生管理者への就職に向けて今から準備しようと思っていたけどやめた方がいいのかな」と不安に感じている人もいるかもしれません。
そこで今回は衛生管理者はやめとけと言われる理由や、どんな人が衛生管理者に向いているのかについてご紹介していきたいと思います!

衛生管理者がやめとけと言われる理由やどんな人が活躍しているのか知りたい!



衛生管理者になろうか迷っている方は是非参考にしてみてください。
衛生管理者のメリットはたくさんある!
そもそも衛生管理者になるとどんなメリットがあるのでしょうか?
衛生管理者で実際に働いている方の例を参考にどのような良いことがあるのかを一緒に見ていきましょう!



実際に衛生管理者で働いている人がどのような点にメリットを感じているかは貴重な情報になりそうです!



就職を考えている人にとっては是非とも知りたい情報ですね。
常に需要がある
メリットの1つ目は「常に需要がある」ということです。
労働安全衛生法に基づき、常時50人以上の労働者のいる事業者は、専属の衛生管理者を選任しなければなりません。
そのため、衛生管理者の資格を持っている人を探している企業もあり、転職に有利となる場合があります。
また、衛生管理者には「第一種衛生管理者」と「第二種衛生管理者」があり、「第一種衛生管理者」の資格を持っていれば全業種の事業場で衛生管理者となれます。



衛生管理者には、第一種と第二種があるんですか?



第一種は工場など有害物質を取り扱う全業種で、第二種は有害物質を取り扱わない事務系の業種で衛生管理者になれます!
国家資格である
メリットの2つ目は「国家資格である」ということです。
労働安全衛生法に基づいた国家資格で、国家資格のわりに難易度は低めの資格となります。
公益財団法人 安全衛生技術試験協会によると、2023年度の衛生管理者合格率は、第一種衛生管理者が46%、第二種衛生管理者が49.6%となっております。
第一種衛生管理者は約45%、第二種衛生管理者で約50%の合格率なことから、他の国家試験に比べても手の届きやすい資格といえます。



約5割の合格率がある国家試験なんだから、余裕かも?



何も勉強していないと難しい問題も多いので、しっかり勉強してから試験に臨んでくださいね!
昇進・キャリアアップにつながる
メリットの3つ目は「昇進・キャリアアップにつながる」ということです。
人事、総務系の管理職を希望している場合、衛生管理者の知識や経験が評価される可能性があります。
衛生管理者の資格があるということは、事業場の作業環境管理、労務管理の知識がある証明にもなります。
人事・総務系の業務と衛生管理者は親和性が高いため、衛生管理者が必要な企業にとって最高の人材となるのではないでしょうか。



人事や総務系以外の仕事を希望する場合、昇進には関係ないのかな?



管理職に就いた場合、労務管理は全業種求められることから、全く関係ないわけではありませんよ!
衛生管理者はやめとけと言われる理由7選
衛生管理者は、国家資格であり全業種での需要があるにも関わらず、「衛生管理者はやめとけ」と言われることがあります。
衛生管理者になりたいと思っていた方にとっては、とても不安になる情報ですよね。
なぜ衛生管理者はやめとけと言われるのかについて、世間で言われている理由を見ていきましょう!



全業種で必要とされているのに、なぜ「衛生管理者はやめとけ」と言われているんだろう?



それにはいくつか理由があるので一緒に見ていきましょう。
給与が上がらないから
やめとけと言われる理由の1つ目としては「給与が上がらないから」というものです。
資格手当などが出る会社もあるようですが、大半は特別な手当はほとんど出ず、給与が上がらないことの方が多いようです。
管理責任者へ昇格と同時に、会社から「衛生管理者を取得してほしい」と促されるケースだと、「衛生管理者の資格があるから給与アップ」とは言えないのではないでしょうか。
会社の単なるコスト削減で責任者に衛生管理者資格を求める場合もあるため、衛生管理者はやめとけと言われているのです。



衛生管理者の資格を持っている場合、平均年収はどれくらいになるんだろう?



第一種保持者は高くなる傾向がありますが、メインとなる業種や待遇にもより差があるため、300万~800万の間とかなりの年収幅があります。
業務も責任も増えるから
やめとけと言われる理由の2つ目としては「業務も責任も増えるから」というものです。
衛生管理者としての業務は、労働者の健康や安全のため衛生管理業務をおこなうのが主な業務となります。
しかし、大半の衛生管理者はメイン業務と兼業であることが多いため、元々の業務と併せて衛生管理者としての実務が加わり、業務量は増加します。
結果、業務も増えて衛生管理者としての責任も負うことになることから、衛生管理者はやめとけと言われているのです。



年収は上がらないのに業務も責任も増えてしまうの、損しかないんですけど…。



衛生管理者の資格だけでは損なイメージですが、キャリアアップの課程と考え行動できる人であれば、年収アップも可能です!
国家資格の割には難易度低めだから
やめとけと言われる理由の3つ目としては「国家資格の割には難易度低めだから」というものです。
他の国家資格に比べると難易度が低め、ということは合格率が比較的高いとも言えます。
労働衛生の実務経験が一定年数あれば受験資格を得られることから、受験ハードルは低い部類だと思います。
誰でも取れる資格とみられ、かつ資格を持っている人も多いことから衛生管理者はやめとけと言われているのです。



学歴関係なく、受験資格があるのかな?



労働衛生の実務年数によって変わってきますので、詳しくは受験資格を確認してみてくださいね。
知名度が低いから
やめとけと言われる理由の4つ目としては「知名度が低いから」というものです。
会社から衛生管理者を取得するよう求められ、ここで初めて耳にした・試験に臨むといった方も多いのではないでしょうか。
衛生管理者は兼任で担当することが多く、役職名等に「衛生管理者」の名称が出てきません。
そのため、同じような会社に勤めている友人知人に「衛生管理者」の資格名を出しても、「何その資格」「聞いたことない」と言われるくらい、知名度が低いことを思い知らされます。
国家資格保有かつ労働者の職場環境をより良くする重要な業務に従事しているのに、知名度が低い資格であることから衛生管理者はやめとけと言われているのです。



衛生管理者という資格は会社で必要なのに、みんな聞いたことないの?



縁のない人には、名称を聞くこともない資格なのかもしれません。
実際、とあるところで衛生管理者の免許をみせたら「この免許何?公的なもの?」と聞かれたという人がいます…。
資格単体でキャリアアップはしづらいから
やめとけと言われる理由の5つ目としては「資格単体でキャリアアップはしづらいから」というものです。
企業の中で昇級などの評価対象としていることもありますが、全業種対応の資格であることから明確なキャリアアップになるとはいえません。
転職で有利になる場合もありますが、衛生管理者の資格だけではなく、別の要素を組み合わせたアピールも必要になってくるかと思います。
衛生管理者と同じような業務を行う、労働衛生コンサルタントなどの資格と見劣りすることから、衛生管理者はやめとけと言われているのです。



衛生管理者の資格だけでは転職に活かせづらい?



目指している業種によっては、衛生管理者を持っていることがアピールにつながる場合もありますよ!
名ばかりの衛生管理者になりがちだから
やめとけと言われる理由の6つ目としては「名ばかりの衛生管理者になりがちだから」というものです。
衛生管理者の資格取得を会社からお願いされたけど、資格とった後は何もないという場合、衛生管理者が形骸化している可能性があります。
中には、従業員に「衛生管理者」の資格を取ってもらい、名前を貸してもらえればよいと考えている会社もあります。
衛生管理者の権限が実質ないにもかかわらず、労働災害が起こったら責任を押しつけられる可能性もあることから、衛生管理者はやめとけと言われているのです。



衛生管理者の資格取っても、名前だけ会社に出されて権限ないのは意味がないですね。



全国衛生管理者協議会がアンケートを取った結果にも「形だけになっている」と感じている衛生管理者が多いことから、課題のひとつでもあります。
コスト削減の手段にされるから
やめとけと言われる理由の7つ目としては「コスト削減の手段にされるから」というものです。
会社から「衛生管理者を取得して」とお願いされて取得している場合、会社からコスト削減にいいように利用されているかもしれません。
衛生管理者を選任する必要はあるが人件費は抑えたいという場合、会社は衛生管理者としてひとり雇うよりも、在籍している従業員に資格保持者となってもらった方がコスト削減になります。
管理職に衛生管理者の資格があれば兼業をお願いしやすいことから、衛生管理者はやめとけと言われているのです。



会社で衛生管理者の取得推奨を掲げているところは、みんなコスト削減を目的にしているのかな?



衛生管理者は現場責任者などの管理監督する業務と相性がよく、スキル面を考慮して取得推奨している企業も多いと思います。
衛生管理者をやめた人の理由
衛生管理者はやめとけと言われていることもあり、やはり中には実際にやめた人もいることは事実です。
衛生管理者として働いていた人がどういった理由でやめていったのかも合わせて見ていきましょう!



実際にやめた人の声を知ることで教訓になりそうですね…



リアルな事情を知ることができるので、参考にしてください。
収入が上がらないから
衛生管理者をやめた人の理由の1つ目として「収入が上がらないから」というものがあります。
会社に「とりあえず資格とっておいて」と言われて衛生管理者の資格を苦労して取得した人ほど、「給与が変わらない」と思うかもしれません。
衛生管理者の資格手当がある会社であれば収入も上がるかもしれませんが、通常の実務と兼業で衛生管理者の実務や衛生委員会の運営など、やることが多くなります。
さらに責任も増えるのに「収入はほとんど上がらない」となると、割にあわないと思うのでしょう。



衛生管理者の資格保有で、収入は上がらないのですか?



資格手当が出る会社でも、月1,000~3,000円くらいが目安のようです。
特別な手当がない会社がほとんどで、給与が大きく上がらないことの方が多いといえます。
責任が重くなるから
衛生管理者をやめた人の理由の2つ目として「責任が重くなるから」というものがあります。
労働災害などが発生した場合は、「衛生管理者」としての責任が発生する場合があります。
衛生管理者として労働環境を良くしようと改善意見を挙げても、会社から理解が得られず改善へ動いてもらえないこともあります。
そのため、責任だけが重くなり何も変わらず、報われないと感じて離れていくようです。



衛生管理者として意見を言っても、会社が動いてくれないと無力感を感じますよね…。



現場と会社で板挟み状態になり、精神的な負荷を感じる方もいるようです。
やりがいがないから
衛生管理者をやめた人の理由の3つ目として「やりがいがないから」というものがあります。
衛生管理者として労働環境の改善について意見を言っても、会社全体の意識が低いと改善までに時間がかかります。
快適な職場環境を作るために意見を言えば、会社から鬱陶しいと思われ、改善提案できる状況でなくなっていきます。
そんな中、前述の「収入が上がらない」「責任が重くなる」まで付随してしまったら、とてもやっていられないと感じてしまうのでしょう。



現場の改善意見、そんなに受け入れてもらえないものなの?



健康経営の意識、特にメンタルヘルスの課題が話題になっていることから、大半の会社はきちんと受け入れていると思います。
とはいえ、意識の低い会社にあたってしまうと、意見が受け入れてもらえないのも事実だと思います。
衛生管理者に向いていないのは偶然の可能性も
衛生管理者はやめとけと言われてることや、実際に辞めてしまった人もいることは事実ですが、深く心配する必要はありません。
その人たちがたまたま向いてなかったという可能性も大いに考えられるからです。
ここでは実際にどのような人が衛生管理者になるのをやめておくべきなのか、向いていないのかを確認していきましょう!



衛生管理者に向いていない人はどんな特徴があるんだろう?



衛生管理者は労働環境の改善など、安全衛生に関する知識を幅広く使う仕事なので中には向いていない人もいます。
責任感のない人
衛生管理者に向いていない人の特徴1つ目は「責任感のない人」です。
衛生管理者と選任された場合、労働安全衛生法に基づいた責任が発生します。
労働災害や健康問題などが発生した場合、法律に則って会社と適切に調整・対応することが求められ、場合によっては衛生管理者として責任を問われる可能性があります。
衛生管理者を取れと言われたから取っただけ、自分は関係ないのに責任なんて取りたくないという、他責思考の責任感がないような人は、衛生管理者に向いていないと言えるでしょう。



衛生管理者以外の、どんな仕事にも責任感は必要ですね。



衛生管理者は現場と会社間での調整役でも機能しますから、「言ったことをやるだけ」の人には特に難しいでしょう。
消極的な人
衛生管理者に向いていない人の特徴2つ目は「消極的な人」です。
自発的に労働安全等の意見や職場環境改善が求められるため、自分から提案を挙げるのが苦手な人が衛生管理者に選任された場合、役割が機能しない可能性があります。
現場の意見を会社へ提言・調整して労働災害を防止するための処置を手配するなど、周囲とのコミュニケーションが多く発生します。
調整のやり取りがうまくいかないと会社の衛生管理全般がまわらなくなるので、消極的な人は衛生管理者に向いていないと言えるでしょう。



コミュニケーションに難がある人も向かなそうですね。



衛生管理者は労働者と会社の間に立って業務を行うから、双方の橋渡し的な、積極的なコミュニケーションは重要になってきますね。
周囲に感心がない人
衛生管理者に向いていない人の特徴3つ目は「周囲に感心がない人」です。
衛生管理者は、労働安全衛生法に基づき労働災害防止の対策や健康に関する勧奨活動などを行い、従業員の健康や安全を守る役割があります。
自分がよければ周囲の環境に関心がない人が衛生管理者になっても、労働災害に直結しそうな案件があった場合、自分には関係がないと放置もしくは見過ごす可能性もあります。
最低限の衛生管理者として仕事すればいいと考えているので、周囲に感心がない人は衛生管理者に向いていないと言えるでしょう。



職場環境の改善だけでなく、健康の保持増進も衛生管理者の業務に入っているから、人にも関心がないといけませんね。



自分事と置き換えて対応できないと大きな事故にもなりかねませんので、広く周囲を見渡せる人でないと向かないですね。
衛生管理者に向いている人は実はたくさんいる
衛生管理者が向いていない人がいることも事実ですが、最低限3つの特徴を持っていれば、衛生管理者として活躍していくことは全然可能です。
何も特別なスキルや性格が必要ではありませんので、以下の特徴に当てはまっているあなたは心配せず自信を持って衛生管理者になるための準備を進めていきましょう!
- 働く人の職場環境を良くしようと考えられる人
- 責任感の強い人
- コミュニケーション能力がある人
衛生管理者になることを考えている人は是非参考にしてみてください。



自分が衛生管理者に向いているかどうか特徴が知りたい!



就職する際に自身に適性がありそうかどうか確かめていきましょう。
働く人の職場環境を良くしようと考えられる人
衛生管理者に向いている人の特徴の1つ目は「働く人の職場環境を良くしようと考えられる人」というものです。
「崩れると危ないから、別の場所に変更できないかな?」「こうやったら環境もよくなりそう」と、働く人が普段なんとなく思っていることを吸い上げて会社へ意見を伝えるのが、衛生管理者の業務の一部です。
今働いている場所の環境やみんなの健康を守りたいと、安全や健康に関心が強い人であれば「人の役に立つ仕事をしている」と感じられ、モチベーションアップにもつながります。



本業の業務とは少し違う話で言いづらいから、衛生管理者から職場環境の不満を挙げてもらった方が会社へ伝わりやすいのかな?



衛生管理者自身も会社の従業員として働いていて現場での意見も聞きやすいし、衛生管理業務の一環として会社への提案も挙げやすいと言えますね。
責任感の強い人
衛生管理者に向いている人の特徴の2つ目は「責任感の強い人」というものです。
労働災害になる可能性がある問題点を感じたら、会社への報告はもとより自ら問題点を防止する手段を思いつける・自主的に行動することが衛生管理者に求められます。
衛生管理者としての仕事が働く仲間の安全につながると考えられ、責任を持って取り組める人には適任と言えます。



自身も守れる環境にしていくことが、仲間の安全も守るということで心強いすね!



衛生管理者として従事する、醍醐味のひとつともいえるかもしれませんね。
コミュニケーション能力がある人
衛生管理者に向いている人の特徴の3つ目は「コミュニケーション能力がある人」というものです。
衛生管理者の業務には、労働災害の防止や事業場の衛生管理、労働者の健康管理から衛生教育、衛生委員会への参加運用など多岐に渡ります。
そのため、災害防止対応や衛生委員会の告知をするにしても、いち部署だけでなく多方面に調整をする機会があるため、コミュニケーションが苦でない人には向いていると考えられます。



コミュニケーションを難なくできる人と同じくらい、社内に知り合いが多い人も向いていそうですね。



他部署に面識のある人だと、知り合いも多く調整などのやり取りもスムーズにいきそうですね!
衛生管理者になってやりがいを感じた人も多数
衛生管理者に向いているとはいっても、やはりやりがいを感じることができなければ長続きはしません。
外から「衛生管理者はやめとけ」と言われることも多々ありますが、実際に衛生管理者として働いている人の声を聞くのが最も説得力があります。
衛生管理者になった後に一体どんなやりがいを得ることができるのか、実際に衛生管理者として働いている人の声から見ていきましょう!



実際に働いている人はどんなやりがいを感じているんだろう?



やりがいを知って衛生管理者になるためのモチベーションを上げていきましょう!
職場環境の改善に貢献できる
衛生管理者のやりがいの1つ目として「職場環境の改善に貢献できる」といったものがあげられます。
働く職場の労働環境に改善提案を出すことができ、衛生管理者としての知識を直接活かすことができます。
衛生管理者自身も従業員のひとりのため、一緒に働く仲間と同じ目線で感じることができることから、労働環境からメンタルヘルス、健康管理などの意識も自然と高まります。
会社へ提言した改善点が反映されて、仲間にも感謝されるのはとても大きなやりがいと言えますね。



自分も同じ場所で働いているからこそ、より良い環境へ改善しようと思えますね!



会社の経営者も、現場で働いている人の意見でより良い環境に整備できるというメリットがあります!
幅広いキャリアへの可能性がある
衛生管理者のやりがいの2つ目として「幅広いキャリアへの可能性がある」といったものがあげられます。
特に「第一種衛生管理者」の資格をもっている場合は全業種に対応できることから、業種に縛られることなく衛生管理者の経験ができる場合があります。
また、衛生管理者の資格から労働衛生コンサルタントなどの上位資格を目指すこともできます。
管理職や昇給と併せて、上位資格を目指して更なるキャリアアップを目指したいと考えている人にも、大きなやりがいですね!



衛生管理者の資格と、相性の良い職種はあるのかな?



人事系、総務系の実務が衛生管理者の実務と重なる部分が多いため、相性が良いとされます。
会社へ影響を与えられる
衛生管理者のやりがいの3つ目として「会社へ影響を与えられる」といったものがあげられます。
衛生管理者の業務を通じて職場環境改善の提案が実施されると、自分自身も在籍していることから職場が良くなっていることを体感できます。
労働者である従業員の健康を守るため、従業員と会社の間に立ちながら意見や提案を出すのは苦労もありますが、衛生管理者としてその苦労を乗り越えた達成感は、一段と感じられると思います。
また、社内の安全衛生のルール作成などにも関われるチャンスがあり、会社へ影響を与え続けられるのが大きなやりがいですね。



衛生管理者は「会社を健康にするため」影響し続けているんですね!



売り上げなどには反映されない、別の価値があると言えますね!
衛生管理者やめとけに惑わされるな!就職に向けて全集中しよう
衛生管理者に向いている特徴に当てはまっていたあなたは大丈夫です。
衛生管理者になっても安心して仕事を獲得し、キャリアを歩んでいけるでしょう!
しかし、衛生管理者になるために、そもそも何をどういう風に始めていけばいいのかわからない方もいるのではないでしょうか?
ここでは衛生管理者として就職するための方法についてご紹介していきたいと思います!



衛生管理者として就職するにはどんな方法が一番近道なのかな?



衛生管理者として働くための最も効率的な方法をご紹介していきますね。
まずは衛生管理者試験の合格を目指そう
方法の1つ目としては「衛生管理者試験に合格する」というものです。
衛生管理者になるためには試験に受かることが、条件になってきます。
無資格では、衛生管理者として働くことができません。
今後独立したり前線に立ってバリバリ活躍していくためには合格が必要ですので、まずは試験に合格することを第一目標としていきましょう!
独学でも合格は可能ですが、限られた時間で高確率で合格を狙うなら通信講座一択なので、合格率を上げたい方は検討してみてください。



衛生管理者講座の料金はどれくらいなのかな?



合格圏内レベルにもっていくには約5万円代くらいの料金になります。
特に衛生管理者試験を極力一発で受かるのに筆者が一番おすすめしたい講座が『アガルート』です。


『アガルート』は難関資格に特化したオンライン講座であり、衛生管理者試験では最短30日以内で試験に一発合格といった実績を持っています。
資格勉強で何から手を付けたらいいかわからなくなることも多いですが、右も左もわからない初学者の方でも、どのような手順で勉強すればいいか道しるべを作ってくれるので迷わずに学習することができますよ。
不安な気持ちではなく、自信をもって合格発表の日を迎え、衛生管理者になるためのスムーズな準備ができるように今から合格率を上げられる勉強をしていきましょう!
就職エージェントとの二刀流で就活を進めよう
方法の2つ目としては「就職エージェントとの二刀流で就活を進める」というものです。
ハローワークは求人企業数や就職サポートに限りがあるため、非公開求人情報や就職まで手厚いサポートを受けたい方は就職エージェントと二刀流で就活を進めることをおすすめします。
ハローワークでカバーしきれない部分を就職エージェントで補うことで、より素早く隠れた優良企業に就職できる確率が高くなりますよ!



ハローワークにはなさそうな非公開の優良企業が見つかるエージェントはあるのかな?



非公開の優良企業を多く取り扱うエージェントでは『リクルートエージェント』がおすすめです。


『リクルートエージェント
どうやって衛生管理者への就職をすればいいかわからないという方も、実績豊富なプロのエージェントと二人三脚で就職を進められるので、かなり心強い存在になることでしょう。
優良企業へ素早く就職できれば、安定した収入の確保も可能ですし、家族や親せきの喜ぶ顔を見ることだって可能です!
ハローワークにはない非公開求人を見つけて、衛生管理者として企業への就職できる可能性を高めていきましょう。
【転職支援実績NO.1の大手エージェント】


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衛生管理者についてよくある質問
ここでは衛生管理者について、よくある質問を共有していきます。
就職をする際の参考にしてみてください!
- 衛生管理者の資格は転職に有利となりますか?
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転職に有利となる場合があります。特に、全業種で衛生管理者となれる「第一種衛生管理者」を取得していれば、業種に縛られることなくキャリアアップの可能性が出ます。人事や総務系の業種と相性がいいため、衛生管理者を取得していることは転職市場でも付加価値となります。
- 衛生管理者の免許は、更新が必要ですか?
-
更新は不要です。有効期限は設定されていませんので、一度免許を取得すれば生涯有効な資格となります。
- 「第一種衛生管理者」と「第二種衛生管理者」の違いを教えてください。
-
第一種衛生管理者は、すべての業種の事業場で衛生管理者となれます。第二種衛生管理者は、工場など有害物質を取り扱う業務を除いた、一部の事業場で衛生管理者となれます。なお、第二種衛生管理者を取得後、第一種衛生管理者試験の一部試験に合格すれば、第一種衛生管理者の資格も取得することができます。
- 誰でも衛生管理者の資格が取れるのでしょうか?
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年齢や性別に関係なく取得可能です。詳細な受験資格については、試験機関の安全衛生技術試験協会のサイトをご確認ください。
受験資格を調べるには、公益財団法人 安全衛生技術試験協会のサイト内にある「受験資格アシスト」を使用すると便利です。
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